「可もなく不可もなく」という口コミの正直さが示すもの
Googleレビューに率直な感想を書く客がいる一方、「雰囲気がうなぎにぴったり」「5点満点」と評する客も複数いる。うな希゛希々花(ののは)伏見店のGoogle評価は3.9(8件)で、評価の分布にばらつきがあることは、それだけ多様な目的で訪れる客がいることの裏返しでもある。ひつまぶし・希々花うな重(並〜極上)という料理の構成は、家族連れからソロの鰻好きまで受け入れられる間口の広さがある。職人が丁寧に焼き上げた鰻が届くまでの時間も、古民家の空間の中では苦にならないという声が目立つ。
「ののはの雰囲気は落ち着いててうなぎにあった」という表現の素直さが、この店の空気感をよく伝えている。半個室もあり、2人での静かな食事にも対応できる構造だ。建物の特性上、2階への急な階段は来訪前に把握しておくと安心だ。
伏見区伯耆町、古建築が現役で使われる理由
うな希゛希々花(ののは)伏見店が入る建物は、昭和以前からの意匠を各所に残す古民家だ。繊細なガラス扉、高い天井、そして半個室が並ぶ内部空間は、大規模な改装ではなく元の構造を活かす形で整えられている。伏見桃山駅から徒歩約6分という立地にあり、観光客が街歩きの途中で立ち寄るのにも、地元客が日常的に使うのにも合っている距離感だ。古い建物の中でスマートフォンのQRコード注文が機能している光景は、この店の時代との付き合い方を象徴している。
個人的には、昭和以前の建物が今も食事の場として機能している事実そのものに、静かな驚きを感じた。専用駐車場はなく、近隣のコインパーキングを案内している。
テイクアウトで完結する、うなぎ重箱の持ち帰り
希々花うな重は並から極上まで全グレードでテイクアウトに対応しており、並なら1,944円(税込)から持ち帰ることができる。母の日の贈り物としてうなぎとケーキのセットをテイクアウトで提案するブログ記事が発信されており、ギフト需要への対応も視野に入れた運営が行われている。ネット予約は来店2日前17時が受付の締め切りで、それ以降は電話(075-600-9785)での受け付けとなる。不定休なため、訪問前にブログやSNSで営業状況を確認しておく習慣をつけている客が多いようだ。
支払いはVISA・マスターカード等のクレジットカードと電子決済に対応しており、現金不要で利用できる。テイクアウト希々花うな重(上)は2,700円(税込)、特上は3,132円(税込)という価格設定になっている。
鰻重の次に、パティシエのケーキが来る店
食後のデザートとして隣接の洋菓子店のケーキへそのまま移れるのは、うな希゛希々花(ののは)伏見店の食体験を他店と大きく異なるものにしている要素だ。ランチ帯の+700円ケーキセットはホットコーヒーが付き、鰻重の後の時間をそのまま甘味へとつなぐ。パティシエが手掛けるケーキは季節に応じて変化し、ブログでの発信も継続的に行われている。和の献立と洋菓子の両方を一度の来店で楽しめるという構成を「コンセプト」として掲げているのが、れれれ株式会社が運営するこの店だ。
「隣にケーキ屋さんが併設していてセットメニューになっている」という口コミが、その体験をコンパクトに言い表している。伏見の銘酒とうなぎ、その後にケーキという一連の流れが、一度の来店でかなりの充実度を生み出している。


