沖縄・宜野座で出会える4品種以上の食べ比べ
よつぼし、かおりの、すず、はるひ——かふうイチゴ園では少なくとも4品種のいちごが栽培されており、来園者は一度の訪問で異なる甘みや香りを比べながら摘み取れる。高設栽培を採用しているため、棚の高さは立ったまま手が届く位置に設定されている。小さな子どもも背伸びせずに自分で摘めるし、足腰に不安のある方が屈む必要もない。練乳は持ち込み自由で、園内でも購入できる。
「子どもが自分で選んで摘めるのがうれしかった」という声が目立つ。品種ごとに色づきや形が違うので、どれを摘もうか迷う時間そのものが体験の一部になっている印象を受けた。摘みたてをその場で頬張る瞬間は、スーパーで買ういちごとはまるで別物だと感じる利用者も多い。
開園までに費やす約9カ月の準備期間
かふうイチゴ園のシーズンは毎年1月上旬から5月頃まで。裏を返せば、残りの約9カ月間はすべて翌シーズンの栽培準備に充てられている。苗の管理や土壌の調整を地道に積み重ねることで、開園時に甘さの乗った果実が実る。農園の開設前には2年間の研修期間を経ており、その技術的な蓄積が日々の作業に反映されている。
営業時間は10時から15時、定休日は月曜と金曜。限られた開園日のなかで収穫量を安定させるには、オフシーズンの手間を惜しまない姿勢が欠かせない。「毎年味が安定している」という来園リピーターの感想は、この長い準備工程と無関係ではないだろう。
完全予約制がもたらすゆとりある園内環境
予約なしでの来園は、満員時や収穫状況次第で入園を断られる場合がある。かふうイチゴ園はWebカレンダーからの事前予約を受け付けており、収穫作業中は電話対応が難しいため、オンライン経由での申し込みが確実。前日までのキャンセル連絡を呼びかけるなど、他の来園者への配慮も運営の中に組み込まれている。
個人的には、予約制のおかげでハウス内が混雑しすぎず、落ち着いて品種を選べる点が印象的だった。家族連れが多い時間帯でも通路にゆとりがあり、ベビーカーでの移動にも支障が出にくい。完全予約制と聞くとハードルを感じるかもしれないが、実際にはカレンダー上で空き状況を確認してタップするだけで手続きは完了する。
宜野座道の駅から車5分、観光ルートに組み込みやすい立地
所在地は沖縄県宜野座村宜野座1641番地。宜野座道の駅から車でおよそ5分の距離にあり、北部観光の途中に立ち寄りやすいロケーションに位置する。料金は大人2,500円、小学生と75歳以上が2,000円、2歳から未就学児は1,500円という設定で、三世代での来園にも対応しやすい価格帯になっている。
沖縄旅行のスケジュールに農園体験を加える家族が増えているという声もある。ドライブの合間に30分ほど寄って、摘みたてを味わってから次の目的地へ向かう——そんな使い方をしているグループも少なくない。開園期間は1月上旬から5月頃までで、冬から春にかけての沖縄滞在と時期が重なりやすい。


