定食SAKABAとも家|仕事帰りも観光ついでも、金沢の味が待つ場所

北陸の魚介を軸にした20種超の定食ラインナップ

昼どきに暖簾をくぐると、壁一面に並ぶ定食メニューの多さにまず目を引かれる。定食SAKABAとも家が提供する定食は20種類以上で、刺身や煮魚、揚げ物といった調理法のバリエーションが日替わりの気分にも応えてくれる。北陸近海で水揚げされた魚介が中心を占め、1,000円台から注文できる価格帯は近江町市場エリアにしては手頃な部類に入る。仕事の合間にさっと寄るランチ需要から、観光途中の食事まで、同じテーブルで異なる目的の客が混在している風景が印象的だった。

のどぐろの塩焼き定食や冬場だけ登場する本ズワイガニのメニューなど、季節限定の品が常に何かしら控えている。「来るたびにメニューが変わっていて飽きない」という声がSNS上でも散見され、リピート利用の動機になっているようだ。旬の素材を回転よく仕入れているからこそ成り立つ構成で、定食屋としての実用性と北陸の食材力が同居した一軒。

金沢おでんと地酒で組み立てる夜の時間

夜の看板メニューは、地元食材をたっぷり使った金沢おでん。まろやかな出汁をじっくり含ませた具材は、石川県産の地酒と合わせると互いの味を引き立て合う組み合わせになる。常時8種類以上の地酒を揃え、季節ごとに銘柄を入れ替えることで料理との相性を維持し続けている。加賀棒ほうじ茶割という金沢ならではのドリンクもラインナップに加わり、お酒が得意でない人にも選択肢がある。

実際に注文してみると、おでんの出汁は角がなく、素材ごとに染み具合が違うのが面白い。地酒の冷やと交互にやると箸が止まらなくなるという常連の感想も頷ける。飲み放題付きコースにも金沢おでんが組み込まれているため、宴会利用でもこの味を囲めるのは嬉しい設計だろう。

近江町市場駅徒歩約2分、昼から夜まで通し営業の利便性

近江町市場駅から徒歩約2分、金沢駅からも車で5分程度という立地は、観光客と地元客の双方が無理なく立ち寄れる距離感にある。定食SAKABAとも家は昼から夜遅くまで通し営業を行っており、中途半端な時間帯でも入店を断られない安心感がある。ランチ後の遅い時間に海鮮丼を食べる観光客もいれば、仕事終わりに一杯引っかけて帰る地元の会社員もいる。営業時間の長さがそのまま客層の幅広さに直結している。

金沢駅周辺で飲食店を探すと観光地価格に面食らうことも少なくないが、このエリアで1,000円台の定食が食べられる店は限られるという指摘を地元の方から聞いた。価格と距離、この二つの条件が揃っていることで、日常使いの定食屋と旅先の食事処という二つの顔を無理なく両立させている。

カウンターから貸切まで、来店人数を選ばない店づくり

一人客にはカウンター席が用意されており、職人の手元を眺めながら食事ができる。テーブル席は少人数のグループに向いていて、飲み放題付きコースを予約すれば職場の打ち上げや友人同士の集まりにも使い勝手がいい。貸切対応も受け付けているため、人数の幅に制約が少ない。「様々なシーンでご利用いただけるお店」というコンセプトを掲げている通り、席の種類で用途を分けている構造。

和を基調にした店内は落ち着いたトーンでまとめられていて、騒がしすぎず静かすぎない空気感が保たれている。個人的には、カウンターで一人黙々と刺身定食を食べている横で、奥のテーブルから笑い声が聞こえてくるあの距離感がちょうどいいと感じた。昼は定食屋、夜は酒場という二面性を一つの空間に収めている点が、定食SAKABAとも家の店名そのものを体現している。

金沢市 居酒屋

ビジネス名
定食SAKABAとも家
住所
〒920-0917
石川県金沢市下堤町34−2
アクセス
近江町市場駅より徒歩約2分
TEL
076-213-6880
FAX
営業時間
月曜日~水曜日・日曜日10:00~22:00(料理L.O.21:30/ドリンクL.O.21:30)
金曜日・土曜日10:00~23:00(料理L.O.22:30/ドリンクL.O.22:30)
定休日
木曜日
URL
https://t-s-tomoya.com