二ヶ月ごとに顔ぶれが変わる酒棚
四代目 魚盛の日本酒は、止まっていません。大将が自ら試飲し、納得したものだけを2ヶ月に1回のペースで入れ替えているため、棚に並ぶ銘柄は季節ごとに変化します。料理との相性を軸に選ばれているので、その時期の料理に合う一杯が自然とそろう仕組みです。日本酒好きにとっては、訪れるたびに新しい出会いがある点が通う理由になります。
神奈川県横浜市西区浅間町にあるこの割烹は、鮮魚店から続く約90年の歴史を持ちます。四代目の齋藤晃宏氏が都内で14年間の修業を経て店を継ぎ、伝統と新しい感性を掛け合わせた料理を組み立てています。
季節を追うコースの流れ
コース料理では、前菜から揚げ物、デザートまで季節の食材を使った品々が順に登場します。もっとも品数の多い馳走コースは全8品で8,800円(税込)、旬彩は5,500円(税込)、一献は3,300円(税込)。価格以上の満足感と本格的な味わいを両立させた内容で、幅広い年代の客が利用しています。
横浜中央市場で毎朝仕入れる旬の魚介が、コースの土台を支えています。刺身盛り合わせはその時期ならではの味わいで、目でも舌でも楽しめる一皿です。フルーティーな日本酒と合わせれば、素材の旨味がいっそう引き立ちます。個人的には、酒と料理を同じ季節の軸でそろえている点に一貫した考えを感じました。
昼は気軽に、夜はゆったりと
ランチタイムには気軽に立ち寄れるメニューがあり、仕事の合間や買い物ついでにも寄れます。夜はコースを中心に、居酒屋のような気軽さと割烹ならではの丁寧な仕事が同居する空間で食事を楽しめます。営業は月〜金が昼夜二部制、土曜は夜のみ。日曜・祝日は定休です。店は横浜市西区浅間町1丁目、斉藤ビル。ランチは予約不可のため、昼は直接足を運ぶ形になります。

