炭火が生む二つの食感
Les.の料理を語るうえで欠かせないのが炭火の扱いです。強めの火で一気に焼き上げることで素材の水分を内側に留め、表面は香ばしく焼き固めます。外側の香ばしさと内側のふっくらとした食感が一皿のなかで同居し、炭火でしか出せない薫香が全体を包みます。名古屋・那古野で味わえるこの調理は、素材の風味を大切にする料理として口コミでも触れられています。
焼きの技に重なるのが、自家製の醗酵調味料です。時間をかけて醸された調味料が深い旨味を生み、炭火の香りと合わさって味に厚みを持たせます。
知多半島の食材と昼夜のコース
使う食材は、知多半島の穏やかな海風と豊かな自然が育んだもの。店主が産地へ足を運び、生産者と対話を重ねて毎日仕入れる魚介や野菜が、料理の土台になっています。夜は「醸す牛」を主役にした全12品程度のコースで15,000円(税込)、土日の昼は農家の野菜を使った八寸を含む7,000円(税込)の昼コースを提供します。
店主は知多半島の出身で、その土地の食に主軸を置いた和食ベースの料理を手がけています。ルーツと仕入れ先が地続きになっている点が、献立の芯を支えています。
予約制で守る、一組ずつの時間
Les.は予約制です。円滑な案内と丁寧な接客のため、事前の問い合わせをお願いする形をとっています。カウンター席では店主の技を間近に感じられ、炭火の音や香り、料理が仕上がる臨場感まで五感で楽しめます。デートや女子会はもちろん、お祝いの席や家族の食事、接待など幅広い場面に向いています。
那古野の街並みと食後の余韻
店を構えたのは、歴史情緒の漂う那古野。街並み保存地区の落ち着いた環境のなかで、料理の余韻を楽しんでもらえるよう店を開きました。桜通線・国際センター駅から徒歩約5分、食後には街を歩いて帰路につくまでを大切にしています。営業は18時から22時、水曜定休で、土日は12時からのランチも営業します。

