魚焼肉と旬の海鮮居酒屋 出世魚 | 瓦町で味わう魚介の新しい楽しみ方

「焼き」と「しゃぶ」で一尾の魚が別物になる

魚焼肉という聞き慣れないジャンルを掲げる出世魚は、2025年12月18日に高松・瓦町エリアで開業した海鮮居酒屋。炭火の上で脂を落としながらじっくり焼き上げる手法と、特製出汁にさっとくぐらせるしゃぶしゃぶという二つの調理法を軸に据えている。マグロなら炭火で旨みを凝縮させ、タイなら出汁で甘みを際立たせるといった具合に、魚種ごとの個性を引き出す組み立てが明確。魚しゃぶしゃぶは1人前7切という構成で、一皿でしっかり食べ応えを感じられる。

個人的には、同じ魚介を焼きと出汁の両方で試せるという発想自体がかなり面白いと感じた。旬魚の盛り合わせでは、その時期に合わせた数種の魚が一度にそろう。季節が変われば顔ぶれも入れ替わるため、通うたびにメニューの印象が変わるという声が常連客のあいだで目立つ。和食の枠組みを崩さないまま、焼肉のライブ感を魚介に持ち込んだ構造は、瓦町界隈でもかなり珍しい存在だろう。

深夜26時まで続く出汁茶漬けの時間帯

通常営業は17時30分から23時30分、定休日は水曜日。ここまでなら一般的な居酒屋と変わらないが、出世魚は深夜24時から26時まで出汁茶漬けとドリンクに絞った限定営業を行っている。鯛・鮪・サーモンといった鮮魚の切り身を、丁寧に引いた出汁とともにいただく茶漬けは、コースの締めとしても提供されている一品。飲んだ帰りにふらりと立ち寄れる深夜帯の存在は、瓦町で遅くまで過ごす層にとって心強い。

「二軒目のあとに出汁茶漬けだけ食べに行く」という使い方をしている人が実際に多いらしい。高松琴平電気鉄道琴平線の瓦町駅から徒歩5分という距離感も、深夜利用のハードルを下げている要因の一つ。店内は全面禁煙で、ネット予約・電話予約の両方に対応しているため、週末の混雑時でも席を押さえやすい。オープンからまだ日が浅いものの、深夜帯の稼働が口コミで広がりつつある。

3種のコースが描く「焼き・しゃぶ・出汁締め」の流れ

コースは魚焼肉8品7,500円、しゃぶしゃぶ6品6,000円、両方を一度に味わえる特別コース9品10,000円の三本立て。いずれも「焼く」「出汁でくぐらす」「出汁で締める」という三段構成が組み込まれており、飲み放題の追加にも対応している。宴会利用から少人数の接待まで、予算とシーンに合わせた選択がしやすい価格帯に収まっている。特別コースは品数・ボリュームともに満足度が高いと感じる利用者も多い。

たとえば特別コースでは、前半に炭火焼きで魚の香ばしさを楽しみ、中盤でしゃぶしゃぶに切り替えて出汁の繊細さへ移行する。最後に出汁茶漬けで食事を締めるという流れが、コース全体にストーリーのような起伏を生んでいる。焼きで残った旨みの記憶を出汁がやさしく引き取っていく感覚は、単品注文では再現しにくい体験。9品という構成の中に、調理法の転換が自然に織り込まれている。

小鉢とアラカルトで広がる一杯の時間

生タコキムチ、酒盗、なめろうといった酒肴の定番から、雲丹やいくらを使った小鉢まで、コース以外のメニューも幅が広い。出汁の香りが立つだし巻き卵や、鮮魚のユッケ、炙り系の一品が日本酒や焼酎との相性を意識して並べられている。少量ずつ何種類も頼みたい人と、腰を据えてゆっくり飲みたい人のどちらにも対応できる構成になっている。旬の食材に合わせて内容が入れ替わるため、季節ごとに品書きの顔触れが変わる。

刺身よりも火を通した魚料理が好きだという客層にとって、炙りやユッケといった「生と火入れの中間」を攻めるメニューは選択肢として重宝するはず。実際、アラカルトだけで2時間ほど過ごす使い方をする常連もいるという話を耳にした。魚焼肉やしゃぶしゃぶだけが出世魚の持ち味ではなく、小鉢一つひとつの鮮度と味付けが酒席の時間を支えている。コース前提ではない気軽な利用が成り立つ点は、日常づかいの居酒屋として見逃せない。

高松 居酒屋

ビジネス名
魚焼肉と旬の海鮮居酒屋 出世魚
住所
〒760-0052
香川県高松市瓦町1丁目4−18
アクセス
TEL
070-9245-8293
FAX
営業時間
17:30~23:30
日: 17:30~22:00
定休日
水曜日
URL
https://s605601.gorp.jp